おすすめしたい矯正歯科医院について
2025/6/13
2025/6/13
#おすすめ歯科医院

- 1.5立地
- 1.6月の診療日(矯正診療日)
- 1.7一般歯科との連携
- 1.8歯科医院の口コミ
Medee編集部の考え方

「長期間にわたる矯正治療だからこそ、心から信頼できる歯科医院を選びたい」と考える方がほとんどでしょう。
ただ、何を基準に探せば自分にぴったりの歯科医院が見つかるのか、迷ってしまうと思います。
矯正治療において、歯科医師が学んできた環境や経験、治療における考え方が異なり「唯一の正解」というものは存在しません。
だからこそ私たちは、個人の感想や主観に頼るのではなく、公平な判断軸を持つことが重要だと考えます。
独自の客観的な基準を設け、その基準をもとに各医院を丁寧に見極めご紹介する手段をとらせていただいています。
下記、客観的な基準として設けている項目です。
基準
- 歯科医師の専門性や治療経験
- 取り揃えている矯正装置
- 歯科医院に導入されている設備
- 矯正治療の価格
- 立地
- 月の診療日数(矯正診療日)
- 一般歯科との連携
- 歯科医院の口コミ
- 矯正治療の保証体制
歯科医師の専門性や治療経験
歯の矯正は、実は歯科医師免許があれば誰でもおこなうことができます。
ただ、歯並びや噛み合わせを整える矯正治療は、非常に専門性の高い分野であり、だからこそ安心して治療を任せられる医院を選ぶには、医師の矯正治療における専門性が重要な判断基準となります。
一般の方が歯科医師の矯正治療に関する専門性やスキルを見分けるのは困難なことです。
そこで専門性やスキルを見分けるひとつの指標として、矯正治療に関する専門資格を持っているかどうかが挙げられます。
特に注目したいのが「日本矯正歯科学会」の資格です。
日本矯正歯科学会は、日本の矯正歯科医療の発展と質の向上を目的とし1926年に設立された学会であり、現在7,000名以上の会員が日々矯正治療の研鑽を積んでいます。
この学会が認定する「認定医」や「臨床指導医(旧専門医)」の資格を有するドクターは、厳しい基準をクリアし、矯正治療に関する豊富な知識と経験、高い技術力を持つ証と言えるでしょう。
矯正治療には高い専門性が求められるので、日本矯正歯科学会をはじめとする矯正治療を専門的に研究する学会の専門資格を持つかどうかが、矯正歯科医院を選ぶ際に重要となります。
医院のウェブサイトなどで歯科医師が持つ資格を確認すると良いでしょう。
さまざまな矯正治療に対応しているか
矯正歯科を選ぶ際に「さまざまな矯正治療に対応しているか」も重要なポイントです。
今では一般的な金属のワイヤー矯正だけでなく、目立ちにくい透明なマウスピース矯正(インビザラインやクリアコレクトなど)や歯の裏側につける裏側矯正など、治療法の選択肢は増え多岐に渡ります。
患者さん一人ひとりの歯並びや骨格、ライフスタイルや要望(費用を抑えたい、目立たせたくないなど)は様々あり、最適な治療法も当然異なります。
選択肢が少ない医院では、その医院が扱う装置に合わせた画一的な治療提案になりがちで、患者さんの要望に応えられないこともあります。
多様な矯正装置を取り揃え、さまざまな治療法に対応している医院なら、それぞれのメリット・デメリットを丁寧に説明し、患者さんの希望と症状に合った治療法を提案してくれるでしょう。
歯科医院に導入されている設備
質の高い矯正治療は、精密な検査と正確な診断から始まります。
精密な検査と正確な診断のために不可欠なのが、矯正治療のために用いられる設備が整っていることです。
特に重要なのが、セファロレントゲン(頭部X線規格写真)です。これは、歯だけでなく顔や顎全体の骨格バランスを分析するためのレントゲンで、矯正治療の計画を立てるうえでは欠かせません。
また、歯科用CTがあれば、歯の根や神経の位置、顎の骨の状態を三次元で詳細に把握でき、治療の安全性と精度を飛躍的に高めることができます。
さらに、3D口腔内スキャナー(例:iTero)があれば、口腔内をスキャンして精密なデータとして取得でき、治療後の歯並びや歯並びが整っていく過程を立体的な画像をもとに確認することが可能です。
こうした矯正治療をおこなうための精密機器が備わっていれば、精密な検査と正確な診断が期待できます。
費用や料金体系についてわかりやすく説明してもらえる
当然ながら矯正治療にかかる費用も、医院選びで必要となる要素のひとつです。
矯正治療は基本的に保険が適用されない自由診療のため高額になる傾向があり、実際にかかる料金も医院ごとに異なります。
また、あらかじめ定められた総額を支払う医院もあれば、治療ごとに支払いをする医院もあります。
「最初に提示された金額は安かったのに、通院のたびに追加の調整料がかかり、最終的に予算を大幅に超えてしまった…」という事態は避けたいものです。
信頼できる医院は、カウンセリングの段階で、治療開始から完了までにかかる費用の総額や料金体系についてわかりやすく説明してもらえます。
料金体系や総額の内訳などをを示さず、あまりに高額な治療費を「一式」で設定する医院は要注意といえるでしょう。
相場より高額な料金であっても、納得できる説明を受けられれば納得して治療に臨めるのではないでしょうか。
立地
矯正歯科を選ぶ際、対応している治療法や医師の技術と同じくらい重要なのが「通いやすさ」です。
矯正治療は、一般的に月1回程度の通院が2〜3年にわたって続きます(実際の期間には個人差があります)。
最初はやる気に満ちていても自宅・職場・学校から遠い、あるいはアクセスが不便な場所にあると、次第に通院そのものが大きな負担になりかねません。
通院が億劫になると、予約を先延ばしてしまうことがあり、治療計画に遅れが生じる原因となります。
また、「装置が外れた」「ワイヤーが当たって痛い」といった急なトラブルの際も、すぐに駆けつけられる距離にある医院なら安心です。
数年間にわたるお付き合いになるからこそ、ご自身のライフスタイルを考え、仕事帰りや買い物のついでにも立ち寄れるなど、無理なく通い続けられる医院であることも重要なのです。
月の診療日(矯正診療日)
矯正歯科医院を選ぶ際、意外と見落としがちなのが「矯正診療日」です。
特に一般歯科と併設の医院では、矯正担当医が週に1回や月に数日だけ出勤する「非常勤」のケースも少なくありません。
診療日が限られていると、自分の都合の良い日に予約が取りにくく、一度キャンセルすると次の予約が1ヶ月先になってしまうことも考えられ、治療が計画通りに進まない原因になり得ます。
「装置が外れた」「ワイヤーが刺さって痛い」といった緊急時にも、担当医が不在ではすぐに対処してもらえません。
矯正の担当医が常駐、またはそれに近い頻度で在籍していれば予約の柔軟性も高く、万一の際にも迅速な対応が期待できます。
一般歯科との連携
美しい歯並びを目指す矯正治療は、その土台となる歯や歯ぐきの健康があってこそおこなえるものです。
このことから、医院選びで重要になるのが「一般歯科との連携体制」が整っているかどうかです。
矯正装置を付けると歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクは普段より高まります。
また、治療計画によっては、歯を動かすスペースを作るために抜歯が必要になることもあるでしょう。
もし治療の途中で虫歯ができてしまった場合、一般歯科との連携が取れていないと、改めて自分で一般歯科を探して予約しなくてはならず、その間は矯正治療が中断してしまう可能性があります。
一般歯科にも対応されている医院や、紹介制度などスムーズな連携体制が整っている医院なら、万一の際も迅速に対応してもらうことが可能です。
歯科医院の口コミ
口コミやレビューなどで、実際にその医院で治療を受けた方や相談をした方のリアルな声を見ることができます。
口コミやレビューを通して患者さんの生の声を聞くことができ、良い口コミやレビューが多く投稿されているかどうかは、ひとつの指標となります。
近年、ネットの口コミには残念ながら業者による投稿や意図的に操作された情報も多く、何を信じればいいか分からなくなっている方も多いかもしれません。
しかし、本来第三者による評価は医院の本当の姿を知るうえで重要な情報源です。
矯正治療で失敗しないために大切なこと
矯正治療は、装置が外れたら(動的治療が完了したら)終わりではありません。
整った歯並びを維持する「保定期間」も治療の重要な一部であり、リテーナー(保定装置)の装着を怠ると歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が発生する可能性が高いです。
高額な費用と長い時間をかけた治療だからこそ、動的治療が完了したあとも歯科医師の指示に従ってリテーナーを装着することが重要です。