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インビザラインでアタッチメントが取れたときの対処法を解説

この記事の監修者

小西 知恵

はぴねす歯科 緑地公園駅前クリニック

作成日のアイコン

2022/2/17

最終更新日のアイコン

2022/12/12

#インビザライン

コラムのサムネイル


「アタッチメントが取れてしまった。どうすればいいんだろう。」

「アタッチメントは取れないようにできないのかな」

インビザラインで矯正をしていると、歯の表面に付けていたアタッチメントが取れてしまい、対処に困っている方が多いようです。

しかし、アタッチメントが取れたとしても焦ることはありません。

この記事では、インビザライン矯正中にアタッチメントが取れた場合の対処法を紹介していきます。

また、アタッチメントが何度も取れてしまうという方のために、少しでもアタッチメントが取れにくくする工夫も紹介しています。

インビザラインで矯正をしていてアタッチメントが取れてしまった方には、必見の記事です。


インビザライン矯正中にアタッチメントは取れてしまうことがある

インビザラインを利用した矯正では、矯正効果を高めるための補助器具として、歯の表面にアタッチメントという突起物を付けることがあります。

極力取れないように歯科医院で設置されますが、矯正中に取れてしまうことはあります。

インビザラインでアタッチメントを設置するのであれば、あらかじめ「アタッチメントは外れてしまうことがあるかもしれない」と理解しておきましょう。

効果や目的など、インビザラインについて知っておきたい基礎知識は「インビザラインのアタッチメントとは?知っておきたい目的や効果などを解説」で確認しておきましょう。

インビザラインでアタッチメントが取れてしまう理由

アタッチメントは取れる可能性があることを理解できたとして、取れてしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここからは、インビザラインでアタッチメントが取れてしまう理由を6つ紹介します。

自分に当てはまる習慣がないか確認してみましょう。

誤った方法でアライナーを着脱している

アタッチメントは、誤った方法でアライナーを着脱することによって、取れてしまうことがあります

基本的に、アライナーの着脱は左右のバランスに均等な力をかけながら着脱をします。

左右のどちらかのサイドを先に外そうとすると、反対側が引っかかってしまうことがあります。

その結果、アタッチメントに強い力がかかり取れてしまうのです。

また力ずくにアライナーを着脱することでも、アタッチメントが取れてしまうことがあります。

アタッチメントを装着すると、突起が付いている分、アライナーを動かしにくいです。

しかし、着脱時にアタッチメントが引っかかるからといって、力ずくにアライナーを動かしてしまうことも取れてしまう原因になります。

歯に被せ物がしてある

虫歯治療では、歯を削ることがあります。

削った部分は、セラミックや銀歯のような被せ物がされています。

被せ物をしている部分にアタッチメントを設置すると、取れやすくなることがあるのです。

アタッチメントを付ける時点で、設置方法を工夫しますが、天然歯よりは比較的外れやすい場合があります。

アタッチメントの周りに汚れがたまっている

歯表面に汚れがたまっていると、アタッチメントが取れてしまうことがあります。

なぜなら、汚れがたまっていくと、アタッチメントの素材であるレジンを劣化させてしまうからです。

また、汚れがたまると、アタッチメントの審美性にも影響が出ます。

もともとは歯に近い色で作られていたアタッチメントが変色していき、目立つようになってしまうのです。

食べ物によって取れてしまう

インビザラインを含むマウスピース矯正では、食事と歯磨きの際はアライナーを外すことになっています。

そのため食事のときに、むき出しになっているアタッチメントが取れてしまうことがあります

とくに注意が必要なのが、硬い食べ物。

せんべいといったお菓子でもリンゴでも、硬い食べ物は強く噛まなくてはいけません。

その噛んだときの力でアタッチメントが取れてしまうことがあるのです。

深い噛み合わせ

噛み合わせが深いことは、アタッチメントが取れてしまう原因の一つです。

上下の歯を噛み合わせたときに、アタッチメントと噛み合わせる歯が直接触れてしまい、取れてしまうのです。

たとえば、下顎の前歯部分にアタッチメントを付けている場合、上顎の前歯が触れてしまいます。

噛み合わせが深い場合、歯を動かしてある程度噛み合わせが改善してから、前歯部分にアタッチメントを設置することもあります。

インビザライン矯正中にアタッチメントが取れたときの対処法

それでは、インビザライン矯正中にアタッチメントが取れた場合は、どう対処するべきでしょうか?

まず大切なのは、「焦らないこと」です。

矯正器具の一部が取れてしまったことで、慌ててしまう方もいますが、焦って対処するほど緊急性はありません。

アタッチメントが取れたらまずは、自分が矯正をしている歯科医院に電話をしてみましょう

多くの歯科医院では、電話口でどうすべきかの指示をもらえます。

そして、アタッチメント再設置のために来院する日程を決めます。

定期通院の日が近い場合は、別で日程を設定することなく、次の定期通院で再設置をすることが多いでしょう。

逆に次の通院日まで日数が空いている場合は、近い日程で来院するように指定されることもあります。

アタッチメントが取れたら、まずは歯科医院に電話をして、どう対処すべきか指示をもらいましょう。

【注意点】矯正をしている歯科医院で見てもらう

アタッチメントが取れた場合の対処法として注意点があります。

それは、「アタッチメントは自分が矯正をしている歯科医院でしか付け直せない」ということです。

インビザラインで矯正をしている方のなかには、自宅から遠くの歯科医院に通っている人も多いでしょう。

アタッチメントをすぐに付け直したいがために、自分が矯正をしている歯科医院以外に付け直しの問い合わせをお願いしても、受け入れてもらえない可能性があります。

なぜなら患者さんの矯正情報を持っていない歯科医院では、正しい位置にアタッチメントを設置できないためです。

アタッチメントは、矯正開始前に設計した治療計画に従って、設置する箇所や数が決められています。

アタッチメントは治療計画を立てて、実際に進めている歯科医院でしか付け直しができないことを覚えておきましょう。

アタッチメントの再設置にお金はかかるのか

アタッチメントの再設置で気になることの一つが、再設置の費用だと思います。

アタッチメントの再設置にかかる費用は、歯科医院によって異なります。

この再設置費用を左右するのが、インビザライン矯正全体の支払い方法。

診察料や検査料などを含めた矯正にかかる費用を、開始前にまとめて支払う「トータルフィー制」を採用している歯科医院では、アタッチメントの再設置にも費用がかからない可能性が高いです。

一方で、矯正開始前にはインビザラインの発注費だけを支払って、矯正中の診察や検査の料金は発生するタイミングで支払う「都度払い制」を採用している歯科医院もあります。

都度払い制の場合は、アタッチメントの再設置にも費用がかかることが多いです。

都度払いの歯科医院でも、アタッチメントの再設置費用は取らないことがありますので、気になる場合は自分が矯正をしている歯科医院に確認してみましょう

インビザラインのアタッチメントが取れないようにするには

インビザラインのアタッチメントは取れてしまうことがありますが、取れにくくするように対処することは可能です。

正しい方法でアライナーを着脱する

まずアタッチメントを取れにくくするには、インビザラインのアライナーを正しい方法で着脱することが大切です。

特に注意が必要なのが外すとき。

着けるときであれば、アタッチメントがあっても少し角度や力加減を調節して少しずつ押していけば、アライナーははまっていきます。

しかし外すときは、左右のバランスを取りながら外さないと、外れていないサイドの歯とアタッチメントに大きな力がかかってしまいます。

アライナーは以下のような手順で外すようにしましょう。

1.左右どちらかの奥歯部分から外す
2.逆の奥歯部分からアライナーを外す
3.親指と人差し指でつかんで前歯部分を外す

奥歯からアライナーを外す際は、奥歯の内側から爪を引っかけると外れやすくなります。

アタッチメントが取れないようにするには、まず日々のアライナーの着脱で、歯やアタッチメントに力がかかっていないか意識してみましょう

食べ物に注意する

アタッチメントが取れないようにするには、食べ物にも注意しなくてはいけません

インビザラインで矯正をしている間、食事のときはアライナーは外すことになっています。

理由は、噛む力でアライナーが劣化したり、食べ物によって透明のアライナーが着色してしまうことを防ぐためです。

しかし、アライナーを外すことでアタッチメントは、むき出しの状態になります。

食べ物はアタッチメントに直接触れることになるのです。

たとえば、粘着性の高い食べ物を思い浮かべてみましょう。

ガムやグミはアタッチメントにくっついて、アタッチメントが取れてしまう可能性があります。

くっついた食べ物を歯磨きできれいに落としきれなかった場合、汚れとして蓄積し、アタッチメントを劣化させてしまうことも。

食事では、アタッチメントが直接食べ物に触れることになります。

取れないようにするには、自分が食べるものがアタッチメントに影響しないか考えてみることも大切です。

インビザラインを含めたマウスピース矯正と食事のルールについては、「マウスピース矯正中は食事の制限がない?注意点を完全解説」をぜひご覧ください。

歯磨きの方法を工夫する

アタッチメントを付けているときは、歯磨きの仕方にも気をつけましょう

インビザラインでは、毎食後に必ず歯を磨く必要があります。

なぜなら、食べかすが残った状態でアライナーを装着してしまうと、菌が集まり虫歯や歯周病のもとになってしまうからです。

磨き残した食べかすはアタッチメントにも影響があります。

食べかすや汚れが蓄積すると、アタッチメントの素材であるレジンを劣化させてしまい、歯の表面から取れやすくなってしまうのです。

インビザラインで矯正をしている間は、矯正前より各所に時間をかけて念入りに歯を磨くようにしましょう

力のかけすぎには注意する

「念入りに歯を磨く」ために、力を入れて歯を磨く方がいるようです。

しかし、歯磨きで力をかけすぎるのは、口内環境にとってもアタッチメントにとっても逆効果。

歯磨きの力が強すぎると、歯ぐきを傷つけてしまう可能性があるだけでなく、アタッチメントにも力がかかってしまいます。

磨き残しがないようにするには、細かい場所までブラシを届かせるようにして、各所に時間をかけて磨くようにしましょう

強く力を入れる必要はありません。

アタッチメントなしでインビザラインは利用できないのか

アタッチメントは歯の表面に付けるため、違和感からアタッチメントの利用を希望しない人は多いようです。

インビザラインで矯正をする場合、ほとんどのケースでアタッチメントの設置が必要になります。

患者さんのほうから歯科医師に相談すれば、アタッチメントなしでのインビザラインも可能かもしれません。

しかし、アタッチメントを利用した場合と比較して、十分な効果が得られない可能性があります。

アライナーだけで歯列にはめることもできますが、アタッチメントがないと歯列との密着性がやや低下してしまい、計画どおりに矯正力をかけられないのです。

アタッチメントは、はじめは違和感がありますが、少しずつ慣れていきます。

矯正の効果を高めるためにも、特別な事情がないかぎりは、アタッチメントを付けてインビザラインを利用するのがおすすめです。

アタッチメントを利用する期間については「インビザラインのアタッチメントはいつまで付ける?」を確認しておきましょう。

まとめ

インビザラインでの矯正で歯の表面に設置するアタッチメントは、取れてしまうことがあります。

アタッチメントが取れたとしても焦ることはありません。

まずは、歯科医院に電話をして指示をもらいましょう。

定期通院が近い場合は、その日に再設置をする可能性が高いです。

定期通院まで時間が空く場合は、早いうちに来院を求められることがあります。

アタッチメントは矯正中に取れてしまう可能性がありますが、取れないように自分の習慣を意識することも大切です。

アライナーの着脱方法や食べ物、歯磨きがアタッチメントに負担をかけていないか気をつけて確認してみましょう。

今回の記事で、アタッチメントが取れたときの対処については理解してもらえたと思います。

Medeeでは、矯正中に役立つインビザラインの知識を数多く紹介しています。

矯正について学んでいくことで、失敗につながる習慣や行動も防げます。

当サイトではインビザライン矯正が受けられるおすすめの医院を紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。

この記事の監修者

経歴

2003年 日本歯科大学歯学部卒業 2003年~2007年 東京医科歯科大学 摂食機能保存学勤務 2007年~2019年 東京、埼玉、大阪にて歯科医院勤務 2019年~はぴねす歯科 石橋駅前クリニック勤務 20207月~はぴねす歯科 川西能勢口駅前クリニック院長就任

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当院では毎月多くの患者様が矯正の相談に来られます。かみ合わせと審美性を考慮した目立ちにくいマウスピースでの矯正(インビザライン)、痛みの少ないティップエッジ方式の矯正治療、小児矯正(床矯正)を提供しています。

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