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すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?期間・費用・他の治療法も紹介

この記事の監修者

三上 智彦

医療法人社団佑健会

作成日のアイコン

2022/11/30

最終更新日のアイコン

2023/4/19

#マウスピース矯正

コラムのサムネイル

気になるすきっ歯を治療するにあたって、人気のマウスピース矯正を検討される方は多いでしょう。

そのなかで「すきっ歯はマウスピース矯正で治療できる?」「すきっ歯をマウスピース矯正で治療する際にかかる費用や期間は?」といったお悩みを抱えている方は少なくありません。

結論からお伝えすると、大抵のすきっ歯はマウスピース矯正で治療できます。

本記事では、すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリット・デメリットをはじめ、治療にかかる費用や期間の目安も紹介しております。

他にも「市販のマウスピースでも治療できるのか」「短期間ですきっ歯をごまかす方法」など、他の治療方法も紹介していますので、すきっ歯に悩んでいる人や、自分に合ったすきっ歯の治療方法をお探しの人はぜひ参考にしてみてください。


マウスピース矯正はすきっ歯を治療する方法の一つ


すきっ歯を治療する方法はいくつかあり、マウスピース矯正もその中の一つです。

マウスピース矯正については「今話題のマウスピース矯正とは|メリットデメリット等を解説!」の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

症例によって個人差はあるものの、なかには部分的に矯正治療をおこなう部分矯正で治療できるケースもあるので、治療にかかる費用や期間を抑えられる可能性もあります。

すきっ歯の原因


すきっ歯になる原因は大きく2種類に分けられます。

1つ目は生まれつきによる「先天的な原因」、2つ目は普段の何気ない習慣や癖による「後天的な原因」です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

先天的な原因


すきっ歯になる原因のなかでも生まれつきによる「先天的な原因」は下記のとおりです。

・生まれつき歯が小さい

・生えてこない歯がある

・歯と顎の大きさのバランスが悪い

それぞれ解説します。

生まれつき歯が小さい


生まれつき通常の歯と比べて非常に小さい歯のことを「矮小歯(わいしょうし)」と言います。

矮小歯があるとその分だけ歯の間にスペースができてしまい、すきっ歯になってしまう傾向があるのです。

生えてこない歯がある


成人の場合、親知らずの歯を抜かすと上の歯と下の歯を合計すると28本になります。

しかし、人によっては先天的な欠如、つまり生まれつき歯が不足しているケースもあるのです。

本来生えてくるべき場所に歯が生えてこないので、その分だけ隙間が空いてしまい、すきっ歯になってしまいます。

歯と顎の大きさのバランスが悪い


歯と顎の大きさのバランスが悪いと、歯の間に隙間が生じる原因となります。

具体的には歯の大きさに対して顎が大きすぎる場合や、歯が顎の大きさに対して小さすぎる場合が該当します。

この場合のすきっ歯は、前歯だけに隙間が生じる場合や、歯並び全体に隙間が生じる場合など、さまざまなケースがあるのです。

後天的な原因


すきっ歯になる原因のなかでも生まれつきによる「後天的な原因」は下記のとおりです。

・頬杖や舌を前に押し出すなどの癖

・毎回決まった体勢で寝ている

・加齢・歯周病によって歯ぐきが下がる

それぞれ解説します。

頬杖や舌を前に押し出すなどの癖


無意識に頬杖をついてしまう方はいらっしゃるでしょう。

頬杖をつくと顎に負担がかかってしまい、歯並びや噛み合わせに悪影響を及ぼします。

また、無意識に前歯を舌で押し出してしまう方も注意が必要です。

前歯を舌で押し出してしまうと、歯が内側から前に押し出され、歯の間が広がってしまいます。

これら普段の何気ない癖も、重なり合ってすきっ歯の原因となるのです。

毎回決まった体勢で寝ている


本来、人間の骨格は仰向けで寝るようにできています。

幼い頃からうつ伏せや横向きで寝る習慣があると、歯列や顎が寝る姿勢に合わせて歪んでしまうのです。

歯列や顎が歪んでしまうと、歯と顎の適切なバランスが崩れてしまい、歯の間に隙間を生んでしまうリスクがあります。

加齢・歯周病によって歯ぐきが下がる


加齢や歯周病によって歯ぐきが下がり、歯が大きく露出することで、歯と歯の間に隙間を生んでしまうケースがあります。

歯ぐきが下がることで歯の根付近に隙間を生じるケースが多いです。

この場合、見た目の問題だけでなく、歯の寿命に関わるリスクがあるので、早期治療することが重要になります。

すきっ歯を放置するリスク


では、すきっ歯を治療せずに放置してしまうとどのようなリスクがあるのでしょうか。

考えられるリスクは下記のとおりです。

・口元の見た目が気になり劣等感をおぼえることがある

・食べ物をうまく噛めない

・虫歯や歯周病になりやすい

・発音に支障が出る

それぞれ詳しく解説していきます。

口元の見た目が気になり劣等感をおぼえることがある


口元や歯並びは人の印象を大きく左右します。

出っ歯や受け口、歯の凸凹など、歯並びに関するお悩みは多いです。

そのなかで、すきっ歯に関してもネガティブな印象を抱いている方は少なくありません。

すきっ歯を治療せずに放置してしまうと、他の人と食事や会話をする際に口元を隠すのが癖になってしまったり、他の人と歯並びを比べて劣等感をおぼえてしまったりなど、外見のコンプレックスに繋がるリスクがあります。

食べ物をうまく噛めない


すきっ歯が原因で上下の歯がしっかりと噛み合わない場合、食べ物をうまく噛めません。

食べ物をうまく噛めないと、食べ物をきちんと噛み切ったり噛み砕いたりできないので、胃腸にも負担がかかります。

また、消化不良になることで十分に栄養を吸収できず、体調を崩す原因になるリスクもあるのです。

虫歯や歯周病になりやすい


すきっ歯のなかでも歯と歯の隙間が小さい場合、通常よりも歯と歯の間に食べ物が挟まりやすいです。

また歯磨きもしにくいため、意識して隅々まで掃除をしないと、虫歯や歯周病の原因となる細菌が繁殖しやすい口内環境になってしまいます。

発音に支障が出る


すきっ歯は、歯と歯の間に隙間ができている状態です。

その歯と歯の間から息が漏れてしまい、発音に支障が出るケースは少なくありません。

特に日本語の場合は、サ行やタ行を発音しにくくなるケースが多いです。

発音が不明瞭になることで、発音に自信を持てなくなってしまったり、コミュニケーションに不都合が生じてしまうリスクもあります。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリット・デメリット


すきっ歯はマウスピース矯正で治療できます。

では、すきっ歯をマウスピース矯正で治療することにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

それぞれ詳しく解説します。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリット


すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリットは下記のとおりです。

(1)矯正装置が目立ちにくい

(2)矯正装置を自分で着脱できる

(3)歯並びと噛み合わせを同時に改善できる

それぞれ解説します。

(1)矯正装置が目立ちにくい


マウスピース矯正は薄く透明なマウスピースを用いて矯正治療をおこなうので、矯正装置が目立ちにくいです。

矯正治療と聞くと、歯にブラケットやワイヤーを取り付けるワイヤー矯正を一番初めに思い浮かべる方が多いでしょう。

ワイヤー矯正のなかでも歯の表側に矯正装置を取り付ける表側矯正は、どうしても矯正装置が目立ってしまうので、矯正治療をためらってしまう方も多いです。

マウスピース矯正で使用するマウスピースは非常に目立ちにくいので、治療中であることを周りの人に気付かれずにすきっ歯を治療できます。

(2)矯正装置を自分で着脱できる


マウスピース矯正であれば矯正装置を自分で着脱できます。

ワイヤー矯正はどうしても矯正装置が邪魔をして食事や歯磨きがしにくいです。

また卒業式や結婚式など、せっかくのイベントでの写真撮影で自分の笑顔よりも矯正装置が目立ってしまっては残念ですよね。

マウスピース矯正は自分で矯正装置を着脱できるので、食事や歯磨きを治療前と同じようにおこなえます。

さらに記念写真を撮影する際にも、自分で矯正装置を取り外せるのです。

ただし、マウスピース矯正は原則として1日20時間以上は矯正装置を装着する必要があるので、用事が済んだら忘れずに装着することが重要になります。

(3)歯並びと噛み合わせを同時に改善できる


マウスピース矯正は歯科医師が歯並びと噛み合わせの両方を考慮して治療を進めるので、歯並びと噛み合わせを同時に改善できます

歯科治療のなかにはすきっ歯をごまかす方法もいくつかありますが、ごまかすだけでは根本的な問題の解決にはなりません。

噛み合わせが悪いままだと、頭痛や腰痛、顎関節症など、他の問題を引き起こすリスクがあるのです。

見た目の改善はもちろんのこと、機能面の改善まで見込めることはマウスピース矯正の大きなメリットといえるでしょう。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療するデメリット


マウスピース矯正ですきっ歯を治療する際には、メリットだけでなくデメリットも把握しておくことが重要です。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療するデメリットは下記のとおり。

(1)矯正装置の装着時間を自分で管理する必要がある

(2)治療期間が長い

それぞれ解説します。

(1)矯正装置の装着時間を自分で管理する必要がある


マウスピース矯正は、矯正装置であるマウスピースを装着して、歯に弱い力を継続的にかけることで少しずつ歯並びを整えていきます。

1日にマウスピースを装着しておく時間の目安は20時間です。

マウスピース矯正は矯正装置を自分で着脱できる点が特徴です。

しかし、食事や歯磨きの際にマウスピースを外して、そのまま装着を忘れてしまうケースも少なくありません。

仮に矯正装置の装着時間が短くなってしまうと、治療計画に遅れを生じさせるリスクがあります。

(2)治療期間が長い


マウスピース矯正を始めたからといって、次の日にすきっ歯が治るわけではありません。

1ヶ月に歯を動かせる距離は、個人差があるものの約0.5mm〜1.0mm程度です。

無理に力を加えて歯を移動させようとすると、歯だけでなく歯周組織にも負担をかけてしまうため、歯を無理やり動かすことはできません。

また、歯の動き方や成長・発育、予期せぬアクシデントなどで当初の治療計画通りに行かないケースもあり、その場合は治療計画に遅れを生じさせるリスクがあります。

すきっ歯をマウスピース矯正で治療する際の費用・期間の目安


矯正治療と聞くと、高額な費用や何年にもわたる歯医者への通院をイメージされる方も多いでしょう。

では、マウスピース矯正によるすきっ歯の治療にかかる費用や期間はどうでしょうか。

それぞれ詳しく解説します。

マウスピース矯正の費用相場


すきっ歯をマウスピース矯正で治療する場合の費用相場は、10万円〜60万円程度です。

ただし、あくまでも費用相場のため、症例や口腔状態によっても費用は変動します。

またマウスピース矯正は「全体矯正」と「部分矯正」でも費用が異なるのです。

マウスピース矯正の詳しい費用相場については「マウスピース矯正の費用はどれくらい?相場や内訳を解説」の記事でも解説しているので、参考にしてみてください。

マウスピース矯正にかかる期間の目安


すきっ歯をマウスピース矯正で治療する場合にかかる期間の目安は、5ヶ月〜1年程度です。

ただし、あくまでもこの期間は、すきっ歯が閉じるまでの期間の目安になります。

矯正治療は装置の装着が必要なくなったあとにも、保定期間という歯並びを安定させるための期間が必要です。

マウスピース矯正にかかる期間の目安については「マウスピース矯正の期間は長い?期間を延ばさない5つのコツ」でも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

すきっ歯は市販のマウスピースでも治療できるのか


マウスピース矯正が人気になることで、市販のマウスピース矯正も注目を集めています。

実際にマウスピース矯正ですきっ歯の治療をお考えの方は、市販のマウスピースで治療できるのか気になる方も多いでしょう。

結論をお伝えすると、市販のマウスピースを使用してすきっ歯の治療を検討している方は、別の方法を検討するのがおすすめです。

実際に日本矯正歯科学会も下記のように注意喚起をしています。

1) インターネット上で、歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきています。

矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ大きな問題を引き起こす可能性があります。

患者自身の独自の判断でこれらの製品を使用し歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください。
引用:公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解


歯科医院でマウスピース矯正をおこなう場合は、きちんとカウンセリングをおこない、患者様ごとにオーダーメイドでマウスピースを作成します。

治療計画も患者様に合わせて立てるので、他の歯の状態や噛み合わせなど、口内のバランスを考えて矯正をすることが可能です。

一方で、市販のマウスピースですきっ歯を治そうとすると、噛み合わせが乱れてしまったり、口と顎のバランスが崩れてしまったり、かえって問題が起きてしまうリスクがあります。

さらに、万が一問題が起きた場合も全て自己責任です。

すきっ歯を適切に治療するためにも、マウスピース矯正で治療する際には、きちんと歯科医院で治療を受けることが重要になります。

マウスピース矯正以外のすきっ歯を治療する方法


すきっ歯の治療にはマウスピース矯正が有効だとお伝えしました。

マウスピース矯正以外にもすきっ歯を治療する方法は存在します。

すきっ歯の治療方法にはマウスピース矯正以外にどのような方法があるのか、メリットとデメリットを併せて解説します。

表側矯正


表側矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通すことで歯並びを整える矯正治療の方法です。

そのような表側矯正には下記のようなメリットとデメリットがあります。

メリット


表側矯正ですきっ歯を治療する一番のメリットは、対応できる症例数が多いことです。

矯正治療の中でも表側矯正は最も一般的な方法なので、さまざまな症例に対応できます。

すきっ歯の難症例はもちろんのこと、マウスピース矯正では対応が難しい症例まで対応できるのは大きなメリットといえるでしょう。

デメリット


表側矯正は歯の表面にブラケットやワイヤーを取り付けなければならないので、どうしても矯正装置が目立ってしまいます

目立つ矯正装置が気になるという場合は、白や透明といった目立ちにくい色・素材のブラケットもありますので、そちらも検討してみるといいでしょう。

裏側矯正


裏側矯正とは、歯の裏面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付け、そこにワイヤーを通すことで歯並びを整える矯正治療の方法です。

裏側矯正には下記のようなメリットとデメリットがあります。

メリット


裏側矯正は歯の裏面に矯正装置を取り付けるので、表側矯正と比較すると矯正装置が目立ちにくいです。

すきっ歯を治療する場合も、裏側矯正であれば治療中の見た目もほとんど気になりません。

また歯の裏側は汚れや細菌を洗い流し、殺菌する作用のある唾液が循環しています。

歯の裏面に矯正装置を取り付ける裏側矯正は表側矯正と比較して、矯正治療中の虫歯や歯周病のリスクを軽減できる点もメリットといえるでしょう。

デメリット


裏側矯正は表側矯正よりも治療に高い技術が必要になるため、表側矯正と比較すると費用が高額になる傾向があります。

すきっ歯の治療に関して予算を決めている場合は、その予算内で治療ができるか事前に確認が必要です。

また裏側矯正は歯の裏側に矯正装置を取り付けるため、話す際に舌が矯正装置にあたってしまい、滑舌に影響を及ぼすケースがあります。

人と話す仕事をしている方は、仕事にも影響を及ぼすリスクがあるので注意が必要です。

すきっ歯をごまかす方法


ここまでマウスピース矯正をはじめ、すきっ歯を治療する方法として表側矯正や裏側矯正などを紹介しました。

やはりすきっ歯の根本的な原因を改善しようとすると、それなりに期間・費用が必要になります。

すきっ歯でお悩みの方のなかには「短期間で見た目さえ改善できればいい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。

そこですきっ歯をごまかす方法について下記で紹介します。

ラミネートベニア


ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削り、そこに歯の色をしたセラミック製の薄い板を貼り付ける施術のことです。

そのようなラミネートベニアを用いてすきっ歯をごまかすことには、下記のようなメリットやデメリットがあります。

メリット


すきっ歯をラミネートベニアでごまかすことで、見た目を改善できるだけでなく、歯を白くしたり、歯の形を整えたりできます。

また矯正治療する場合と比較して、ラミネートベニアであれば施術自体は1回の来院だけで済むので、短期間で気になる見た目を改善できるのです。

デメリット


ラミネートベニアを用いる場合は、健康な歯を削らなければなりません。

本来であれば削らなくていい部分を削るので、歯自体の寿命を短くしてしまうリスクがあります。

また歯自体だけでなく、ラミネートベニアで取り付けるセラミック製の人工歯にも寿命があるのです。

日頃のケアによって個人差があるものの、平均で10年〜20年程度がラミネートベニアの寿命とされています。

すきっ歯に用いる際には、根本的な治療ではなく、あくまで「見た目をごまかす施術である」と把握しておくことが重要です。

ダイレクトボンディング


ダイレクトボンディングとは、歯科用プラスチック(レジン)を歯の表面に塗り重ねることで歯の色や形を整える施術のことです。

ダイレクトボンディングを用いてすきっ歯をごまかすと、下記のようなメリットやデメリットがあります。

メリット


ダイレクトボンディングであれば、すきっ歯をごまかすだけでなく、歯を白くしたり、歯の表面を滑らかにしたりできます。

また歯に直接レジンを塗り重ねる施術なので、健康な歯を削る必要がありません。

さらに1日〜2日程度という短期間ですきっ歯をごまかせます。

デメリット


ダイレクトボンディングは、歯の色や形に合わせたレジン選びが重要になります。

そのため、仕上がりは担当する歯科医師の技術や経験に左右されるケースが多いです。

またダイレクトボンディングで使用されるレジンはプラスチック製なので、経年劣化によって破損してしまうリスクがあります。

ダイレクトボンディングに関しても、すきっ歯の根本的な治療ではなく、あくまで「見た目をごまかす施術である」と把握しておくことが重要です。

すきっ歯を改善する方法の選び方


ここまでですきっ歯を治療する方法や、すきっ歯をごまかす方法についてそれぞれ紹介してきました。

実際に気になるのは、自分に合った改善方法ではないでしょうか。

すきっ歯の改善方法として、それぞれどのような人におすすめなのか詳しく解説します。

マウスピース矯正がおすすめな人


流行りの目立たない矯正治療ですきっ歯を治したい人には、マウスピース矯正がおすすめです。

他にもマウスピース矯正がおすすめな人の特徴は下記のとおり。

・周囲の人に気付かれずにすきっ歯を治したい人

・金属アレルギーの人

・マウスピースの装着時間をしっかりと自己管理できる人

・治療前と同じように食事・歯磨きをしたい人

・格闘技をする人

・楽器を演奏する人

表側矯正がおすすめな人


治療中の見た目は気にせずに費用を抑えてすきっ歯を治したい人には、表側矯正がおすすめです。

他にも表側矯正がおすすめな人の特徴は下記のとおり。

・難症例の人

・骨格自体に問題がある人

・治療費を抑えたい人

・矯正装置の自己管理が面倒な人

・治療中の見た目を気にしない人

裏側矯正がおすすめな人


すきっ歯のなかでも難症例だけど目立たない矯正治療をしたい人には、裏側矯正がおすすめです。

他にも裏側矯正がおすすめな人の特徴は下記のとおり。

・周囲の人に気付かれずにすきっ歯を治したい人

・難症例の人

・骨格自体に問題がある人

・矯正装置の自己管理が面倒な人

・矯正中の虫歯・歯周病のリスクを軽減したい人

ラミネートベニアがおすすめな人


矯正治療と比較してなるべく短期間ですきっ歯を改善したい人には、ラミネートベニアがおすすめです。

他にもラミネートベニアがおすすめな人の特徴は下記のとおり。

・短い期間ですきっ歯の見た目を改善したい人

・すきっ歯の治療と併せて歯を白くしたり形を整えたりしたい人

・歯並びや噛み合わせの改善はしなくてもいい人

・健康な歯を削ることに抵抗がない人

ダイレクトボンディングがおすすめな人


健康な歯に負担をかけずにすきっ歯を短期間で改善したい人には、ダイレクトボンディングがおすすめです。

他にもダイレクトボンディングがおすすめな人の特徴は下記のとおり。

・短い期間ですきっ歯の見た目を改善したい人

・すきっ歯の治療と併せて歯の表面を白く滑らかにしたい人

・歯並びや噛み合わせの改善はしなくてもいい人

・健康な歯に負担をかけたくない人

まとめ

すきっ歯はマウスピース矯正で治療できます

マウスピース矯正ですきっ歯を治療する際の費用相場は10万円〜60万円程度治療に必要な期間は5ヶ月〜1年程度が目安です。

またマウスピース矯正以外にもすきっ歯を改善する方法は存在します。

すきっ歯を根本的な原因から治療したい場合は「表側矯正」や「裏側矯正」も検討するといいでしょう。

なるべく短い期間ですきっ歯の見た目だけを改善したい場合は「ダイレクトボンディング」や「ラミネートベニア」も選択肢の一つです。

すきっ歯を改善することで、見た目のコンプレックスがなくなり、気持ちや表情も明るくなるでしょう。

他にもすきっ歯を改善することで、虫歯や歯周病になるリスクの軽減や、滑舌の改善といった効果も見込めます。

当サイトではマウスピース矯正が受けられるおすすめの歯科医院を紹介しています。

マウスピース矯正を検討しているという方は、ぜひご覧になってみてください。

この記事の監修者

経歴

2008年 東京歯科大学歯学部卒業 2009年 東京歯科大学歯学部附属病院臨床研修修了 2012年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 顎顔面矯正学分野矯正歯科専攻生課程修了 2012年- 千葉県内矯正歯科医院勤務、医療法人社団佑健会勤務

コメント

日本矯正歯科学会認定医/インビザライン認定ドクター 柏KT矯正歯科 院長。東京歯科大学卒。同大学院の矯正歯科専攻生課程修了。認定医やインビザライン認定ドクターの知識や数千ある治療経験から患者様の最適な治療を提案し、理想のゴールへ一歩でも近づけるような治療を心がけています。

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